Curl言語の基本的な構文


サンプル・アプリケーションを理解する前に、まずは基本的なCurlのシンタックスを理解しましょう。

Curlでアプリケーションを構築するためには、まず拡張子に「.curl」または「.dcurl」を付けた「アプレット・ファイル」と呼ばれるファイルを作成します。これらのファイルはアプリケーションの起動用のファイルで通常のテキストファイルです。Curlのアプレット・ファイルにはまず「ヘラルド」と呼ばれる宣言文を入れ、その後、テキスト、式、コメントを混在して記述していきます。

コード1 ヘラルド(宣言文)の記述

ヘラルドはCurlアプレット・ファイルのトップに必ず宣言しなければなりません。CDEを使用してアプレットを新規作成すると、自動的にヘラルドと日本語表示のための文字エンコーディング指定が記述されます。テキストを表示する場合は、通常エディタで文書を書くように記述します。Curl言語のテキスト書式を使用せずにテキストを含めると、既定のフォント/ポイント/サイズで表示されます。

コード2 テキストのみによる「Hello World」

変数は、値をメモリに格納する 1 つの方法です。変数にはそれぞれ名前があり、これを使用して値にアクセスしたり、新しい値を代入します。変数を作成して初期値を与えるには let 式を使用します。

コード3 変数の宣言と代入

データ型には「プリミティブ型」と「非プリミティブ型」と大きく分けて2つあります。「プリミティブ型」はコード3で使用されているような「int(32ビット符号付き整数)」などの整数、浮動小数点、ブール型、文字などがあります。「非プリミティブ型」とは「String」や「Array-of」などのようなクラス型などがあります。以下のコード4はStringクラスを使用した例とGUIとして使用されるCommandButtonの例です。

コード4 データ型の非プリミティブ型

演算式の記述方法はそれほどほかの言語と変わりません。”()+-*/”を使用して計算を行います。コード5のxやa,b,cは変数名として使用しています。

コード5 演算式

プログラムフローを制御するためにはCurlにもif、switch、forまたは分岐などの式を実行することができます。以下の例はif式を使った例です。

コード6 プログラムフローの制御 if式

Curl言語の予約文字は“{”、“}”、“\”、“|”の4つです。この中でも評価する式をCurlブラケット(“{”と“}”)で囲みます。実はこの“{”と“}”がCurlの名の由来です。英語ではこれをcurly bracketと呼びます。最初は戸惑うかもしれませんが、ほとんどが以下のようにシンプルな構文になっています。コマンドに当たる部分は、クラス名やプロシージャ名などになります。

コード7 Curlの基本構文

これ以外の使い方などは DeveloperCenter にいろいろなサンプルがあります。
また、ホワイトペーパーにもさまざまなサンプルがありますので、是非見てください。